HIG せんせー、もどりうりってどーやるんですかー?
最近サボってるかな?でもトレード自体もそんなもんだし・・。
さて、マーケットニュースを全く見ず、指標も全く見ず、とうとうMixiのコミュも見なくなりました。 暫くトレード手法の開発中はこのスタンスでいこうかと思います。
前に私が良く、トレードと相場観は別物という風に書いたことがありましたが、今回トレード手法を考えるにあたって更に明確に3つに分けました。
1.相場観 2.トレード法 3.アドリブ
1は言わずもがな。2は今研究している自分ルール?見たいなものだと考えてます。 ただ、「損切りはする」とか「指標前はポジ持たない」とかの精神的標語ではなく、前回のエントリーで書いた「戻りの踏み上げ相場には新値で入る」とか、「投げには買い向かう」とか、明確な説明がありかつ反復できる手法を指します。
最後はこのブログのタイトル通り「最後のクリック・値」を決める部分です。 指値するときは新高値のちょっと上で売るか、下で売るか、損ポジ切る時の最終的な判断、移動平均の雰囲気読んで強く張る、弱く張る、投げそうな動きを見極める、成り行きで最後にクリックする瞬間等、経験値が超重要になってくると部分です。
相場を真面目にやる場合、この3つはデイトレだろうとスイングだろうと必ず関わってくると思います。
この3つで結果的に収支に関わる量は3、2、1の順番ではないかと思います。 もちろん、+にも-にもです。
さて、前によくMixiのコミュやら色んなブログを巡回してるときにこの3つの階層がずれてるなぁ~と思うことが多々ありました。勿論自分も含めてですが。 大局的な相場観で売りといって、じゃあトレード手法は売り中心でいこう、何処で売っても大局的な相場観は間違ってないから大丈夫。とかですか?
ってなことをおぼろげな前提とした上で、
戻り売りと押し目買いってなんですか?
リーマンショックの時、相場初めたてでMixiのコミュによく情報収集しにいってた時にいたるところで見かけました。
「今は戻り売り」
戻り売りってなんですか?目先の底を付けたかどうかはチャート見てれば分かりますよね。 じゃぁどのくらい戻したら戻り売りで、どこまで戻したらトレンド転換なんですかね。
今まで、戻り売りと押し目買い、両方とも長期のトレンドに対して目先の天底をつけたら適当にポジとって、で逆行した場合そのトレンドを否定する部分まできたらトレンド転換と見て損切りする。
ぐらいでしか考えていませんでした。また、コミュとかの相場の先輩方もそんな雰囲気で会話している感じがしましたね。
たまに突っ込んだ質問とかがあると、
「私は日足のフィボナッチまで待ちます」とか、「トレンドライン上限まで待つ」とかありましたけど、結局それって「戻り売り」が有効なのではなくて、それを決める他の見方が有効なのではなくて?だって、いかに長期的に見てダウントレンドであり、そして結果的にダウントレンドが続いたとしても、待った場所が早すぎれば同時にトレンド転換の位置だって間違えるわけでしょう?
そうなりゃ結局は損切りで負け。待ってた場所まで届かなければポジは取らないから引き分け。 で、済めばいいけどね・・。やっぱ!!とかいって追っかけて最悪の底ショートなんてね。一応「戻り」を待ったからこれも戻り売り?
さて、何故こんな話かと言うと「戻り売り」「押し目買い」ってのは3:アドリブの項目ではなく、2のトレード手法の項目で考えるべきだと思ったからです。
チャートを眺めていれば、確かに下落途中の「戻り」・上昇途中の「押し目」というものが存在するのは間違いないです。
じゃぁここを取りにいく際にアドリブ、勘、経験ではなく反復的に使用できるトレード手法として考える場合はどうすればいいのか?
フィボナッチ戻し?短い時間足のオシレータが逆に触れるまで?それとも勘?
で、ココからは酒田のお話になります。 まだ実験してないしバックテストもしてないのですが、考え方の一つとしてです。
戻り、押しとはトレンド、周期の流れに対しての値の逆行のことを指します。 では逆に言うとトレンドとは何か。この判断には酒田の基本である酒田新値で考えます。
※酒田新値の数え方について分りやすく説明しているブログがありましたので。怒られたら消します。
結論から言うと、上昇相場とは酒田新値を上げ続けている時と明示的に決まります。下落相場とはその逆。
つまり押し目・戻りとは毎日(毎時?)新値を切り上げ続けている状態の時に現れた逆行となります。
じゃぁ、つまり押し目で買うってのは最も早ければ逆行陰線新値一本目の終わりから買うってことになります。 戻りはその逆。
よくある指南書には新値1本目~3本目までナンピン、4本目を出したら転換と考えるって書いてますが、為替に使うと酷いことになりそうですね。
重要なのは、
・短期の流れに対してはやはり逆張りするってこと ・新値で入るってこと
の二つだと思います。 つまり戻り売り、押し目買いについては値頃・型は関係無しなんです。
当然相場は波のように動くわけですから、押し目の前には目先の天井があり、そして押し目自体は小さな押し目底を作ります。これは押し目という現象が起こった場合に残る事実としてです。
重要なのは、酒田で押し目・戻りとはその小さな底型は見ないということではなかろうか。 押し目底のこれまた天底型を見てたら、更に小さな・・・なんて再帰的なキリが無いお話になってしまう。 何よりそれは短い時間足での大天井・大底を見極めているわけであって、逆張りではなく順張りになってしまいます。
ここからは、自分の解釈です。 押し目・戻りに対して天底を考えず機械的に逆張りをした場合、利喰いラインは逆の新値になると思います。 何故ならその値に達した場合、逆張りで入ったポジは現在は順張りのポジになるから。
ってことは押し目買い、戻り売りってのは早くて逆行新値1本目から入って新高値までの非常に小さな値幅を取りにいく行為のことをさすのではないかと。
そしてあくまでも逆張りで。
と、ここまで考えていて、今週ドル円あたりに戻り売りポイントを探してたんですが、昨日の朝を見逃して入れずってなところで終わってしまいました。
さて、酒田の考え方が完全に正解ではないですが、押し目・戻りを明確に定義した見方というのは他に見たことがありません。の、割には非常に一般的に出回ってますよね。「押し目・戻り」って言葉。それこそ相場歴1ヶ月目でも使っちゃいそうなぐらい。
チャートを見れば押し目・戻りが実在するのは間違いは無いのです。が、その良くある動きに対し、どういった法で望むかというのはまったく別のお話になるってことでしょうか。
ぶっちゃけた話、戻り売りを仕掛けたときの最大の失敗は逆行では無いと思います。 戻り売りを仕掛けた値頃とずれたところでの保ち合い。これが一番ヤバイ。
適当なルールで戻り売りした後、踏まれてまた戻ってきて、そしたらまた戻り売りできそうな感じになって・・・。これが最悪なパターンかと思います。
新値で入るメリットはコイツを倒せるってのが一番でかいのでないかな?
次に、逆行何本目から入って何本目からはトレンド転換と見るか。 これは、酒田罫線法にはこんな感じの実測値を元に3本目ということになってますが、これは眉唾モンですよね。
株と小豆の上げ相場途上の押し目が陰線3本までで終わる確率は、86.6%
為替でもそうなるか分からんし、サンプル数足りてるのかどうかも怪しい。
ならば俺が数えてやる!!!←イマココ
まーた長くなりました。戻り売りと押し目買い、得意な方いましたら教えてくださいな。
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